桜花に富士図

風まかせ散歩 小林清親展からアダチ版画研究所

なんか背中がもぞもぞする時、だれが言うでもなく、「いついつ気晴らし散歩行きますか」という事がよくあります。
火曜日もそんな日でした。

散歩エリアも、なんとなく決めてしまいます。

今回は、僕が行こうと思っていた、最後の浮世絵師「小林清親展」がやっている練馬区立美術館から。

とりあえずカーシェアを予約し、その後のことは全く決めず、美術館を出たときの時間と気分によりけり。

小林清親展は、明治の東京の風景が感じられ、大川岸の夜景や梅若神社の雨の描写が良かったです。大川は隅田川、梅若神社は墨田区の木母寺のこと。

国立第一銀行の和洋折衷の建物も何枚か描かれていて、なかなか興味深い展示でした。

まだご覧になっていない方は是非。

清親展を見終わって、さてどこへ行こうという事になるわけですが、海へ行くか山へ行くか、吉祥寺や鎌倉という案が出ながらも、時間は既に14時近く。

このまま芸術の流れに行くか、自然に向かうか、、、中村橋、次のステップに進めな~い!なんて立地に文句を言ってみたり。
そんなときにふと思いついたのが、かつて世田谷美術館のジャポニズム展で北斎の「桜花に富士図」を買った、アダチ版画研究所。

あそこは確かショップもあって、浮世絵展ぽい雰囲気も味わえたはず。それに目白で近い!
という事でそのままアダチ版画研究所へ。

アダチ版画研究所

昭和3年創業の、浮世絵の復刻・制作・販売を手掛ける版元です。

住宅街にあり看板もないので分かりづらいのですが、ナビに従い到着。

いや~~ありました。「桜花に富士図」。アムステルダム美術館にしかない逸品。
アダチ版画研究所が特別に許可を得て復刻したもの。
※上の画像です。

やっぱりいいなぁ。この間、アムステルダム美術館の改修から開館までの10年間のドキュメンタリー映画を観た後だけに、また違った気分で楽しめました。
そして、新たに心惹かれたのが、この浮世絵。北斎の富嶽三十六景のうちの1枚。

hokusai.jpg

富士山の稜線と、投網の綱と崖が重なって、美しい構図に。
初摺りで藍一色というのも、またいい。

ほしい、、、が、ここは堪えて、また少し悩もう。悩むのもまた楽しみのひとつだ。
後ろ髪をひかれつつ、ショップに置いてあった下落合のお散歩マップが面白そうだったので、下落合をプラプラすることにしました。

長くなりそうなので、続きはまた今度。

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