函館旅情

4月に「伝統建築を守る人」というコラムでインタビューさせていただいた、函館の旧相馬邸を所有し、維持管理している東出さんに、お礼と掲載の報告を兼ねて、またまた函館に行ってきました!!

伝統建築を守るひと 【vol1:函館市 旧相馬邸 東出伸司氏】は弊社の運営サイト「暮らしのタネ」に掲載しています。その記事はこちらからご覧いただけます。→暮らしのタネにジャンプ

旧相馬邸は、明治に一代で財を成した函館の名士、相馬哲平の居宅です。外国人や豪商が住んだ「元町」と呼ばれる伝統的建造物群保存地区にあり、明治41年に建築され、いくつもの大火を乗り越えた木造建築で、有形登録文化財です。
解体されるところを、東出さんが購入し一般公開しています。その辺りの詳しいお話は、暮らしのタネに掲載していますので、ご覧ください。

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英国領事館をも見下ろす立地。
サツキが咲く時期を狙っていったのですが、たまたま今年は寒暖の差が激しくて、残念ながらすぐに散ってしまったようです。

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旧相馬邸の横にある石畳の基坂から海を見てみました。

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坂の下にある緑色の建物は、相馬哲平の興した会社の社屋。

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見返ると、正面に旧函館区公会堂(国指定の重要文化財)。相馬哲平の寄付で建てられました。

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歩道も石畳です。車道との境に植えられたつつじがきれいでした。

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元町は伝統的建築物が多く、住宅やカフェとして活用されています。旧相馬邸の目の前にある、蔵のある木造住宅を改装したカフェ「茶房 無垢里」。

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もちろん、田上義也のプレイリーハウスも。やっぱりいい佇まい。この建物には多くのことを学び、素晴らしい出会いもいただきました。建物の本質的なところを見せてもらったような気がします。

久しぶりに、函館山にも登ってみました。
日本の三大夜景のひとつに数えられる函館山ですが、夜は風が強くて寒いので、実はあまり足が向きません。今回も福永が”どうしても”と言い張るので、昼だし天気もいいしまぁいいか。という事で登った次第です。

夜景がウリの山に昼登ってみました。展望台から。

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雲がかかって、両脇を海に挟まれた、函館のくびれたセクシーなフォルムが半分しか見えませんでしたが、右の立待岬や青森方面(津軽海峡)に目をやると、

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なんと、見事な雲海が広がっていました!!!
函館山の新たな魅力発見です!

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左の函館湾方面は、穏やかな景色が広がっています。

いつもは夜に訪れるので、景色を見て下山していましたが、少し山頂周辺を散策することに。日清戦争後に、津軽湾と函館湾防衛に建設された、旧函館要塞です。

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日露戦争の時には、射程距離が短く役に立たなかったとか。
太平洋戦争後の昭和21年に一般公開されたました。それまでは函館山全体が要塞として指定され、一般人の入山が全面的に禁止されていたそうです。

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空が広く心地よい風がふくのんびりした場所で、要塞だったとは思えないほど静かです。ここからはツツジ越しに雲海を眺めました。

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函館山山頂です。

のんびりとした雰囲気に誘われてなのか、
「福永さん、ちょっとそこに立ってください。そうそこ。もう少し足を右に。少し右を見上げる感じで。」
と、急に中村さんと福永の野外撮影会が始まりました。

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セクシーな中村さんのショットです。

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星が散りばめられた夜空を背景にきらめくオレンジの灯りもいいけれど、木々の緑と空と海の青をベースにした淡い彩も、心が浮き立つようでいいですね。

夜は”たっけ”と合流し、たっけお勧めの美原にある赤提灯へ。

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たっけ(左) 福永(右)
たっけは福永の両親の、中学校の同級生。函館に行くたびに一緒に飲みます。全日本サーフィン選手権のシニアの部で第2位という、実力派のサーファーです。

函館最古の擬洋風建築「小森商店」を受け継ぐ人で、弊社の暮らしのタネで連載している、「歴史的建築物を守るひと」の第2回のインタービューも快諾していただきました。

函館生まれ函館育ちで、海を見ながら暮らしたいという事で宝来町の海岸沿いに引越し、そこで酒が飲めたら最高だ!という事でBARを始めた、人生においても実力派です。

赤提灯も実力派でした。あまり人に教えたくない店だそうですので、店名は秘密。

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左から、岩ノリのおにぎり・クジラベーコン・牡蠣。
岩ノリは5月末がシーズンだそうで、ご飯に巻くのではなく、貼って?塗って?いただくようです。

函館発祥のコアップガラナ。
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ガラナジュースはブラジルのものだと思っていましたが、何言ってんだ、函館だぁ~~と怒られていまいました。

赤提灯を堪能した後は、代行を頼み、たっけのBAR「BAMBOO」へ。
函館は、運転代行が普及していて、タクシーよりもリーズナブル。行きは車で、帰りは代行というスタイルが基本です。

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BAMBOOで、中村さんの写真集「ONE OCEAN」を見ながら。

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帰りは一日を振り返り、ホテルまで歩いて帰ります。

函館を代表するミュージシャン「GLAY」が、「WHITE ROAD」で歌っていた

振り返れば ふるさとは 場所ではなくて あなたでした

GLAYは、恋愛について歌ったようですが、男女ではなくても同じことが言えますね。
両親ともに東京で、東京以外に故郷と呼べる場所がない僕とって第二の故郷とも感じる函館は、町並みに魅かれたことがきっかけかもしれませんが、通い続けるうちに出会った人がいるからそう感じるのかもしれません。

やっぱり函館はいいなぁ。

明日はたっけの小森商店の取材。これもまた楽しみです。

  • 四方田裕弘
  • 976年生まれ、東京生まれ東京育ちで2人の娘の父です。建物、特に近代建築が好きで、ちょっとした旅行でも近代建築を探し当て、見に行ってしまいます。

    【保有資格】CPM(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/管理業務主任者/相続アドバイザー