アタカマ砂漠を歩いてきました。

フルマラソンやトレイルランニング、もちろんアドベンチャーレースの経験も全くなく、一週間に一度サッカーをするかしないかという運動頻度で、標高2,400メートルから3,000メートルのチリ・アタカマ砂漠を、7日間で250キロ、寝袋や食糧約10キロを背負って歩き続けた経験を綴っています。

同じくフルマラソンもトレイルランニングも未経験だが、歩くのは好きで、砂漠も歩いてみたい!と思っている方の少しでも参考となれば嬉しいです。

私が参加したのは、Racing the Planetという香港の会社が運営している、4Desertsという、Gobi March(中国ゴビ砂漠)・Sahara Race(エジプトサハラ砂漠)・Atacama Crossing(アタカマ砂漠)・The Last Desert(南極)の4つの砂漠を走破する企画の中の、Atacama Crossing2012です。

このレースを知ったのは、ゴビ砂漠を完走した友人の写真をFBで見たことから。

飲み会であった時に写真について話を聞き、砂漠を7日間も歩くなんて滅多にできないし、世界中の面白い人間が集まるからいい経験になると勧められたのがきっかけです。

今まで、歩いたとしても5キロ、中学生の時にトレーニングで10キロ走った程度で、35~70キロを歩き続けるなんて見当もつきませんでしたが、友人の「絶対に行った方がいい!行ったら楽しいし人生変わるよ!」という言葉に惹かれ、勢いで申し込んでしまいました。

ディスカバリーチャンネルのMan vs Wildをよく見ていて、過酷な環境下で歩いてみたいなと思っていたことも影響したかもしれません。

初めて砂漠レースを聞いた時の飲み会の写真。アイリッシュヨガもやっていました(笑)

話を聞いたのが2011年11月5日、申し込んだのが11月10日、2012年3月3日のチェックインまで準備期間は4ヶ月弱。【必須装備を購入】【高地対策】【トレーニング】と、やらなければならない事がいくつもあります。

全てが未知の領域で、見当もつかない事だらけでしたので、想像だけで決定し実行していかなければならず、不安だらけで大変でしたが、その分ひとつひとつ知る喜びも大きかったと思います。

無駄も多く、実際に使わなかった装備や選択を間違えた装備もありましたが、暗闇の中手探りで道を切り開きながら進んでいく作業は、成長を実感し、準備期間中でも十分楽しめました。

初めて届いたギアです。小学生の時に初めてサッカーのユニフォームをもらった時のように嬉しかったです。

未知の領域に足を踏み入れた時、準備、実行、達成、それぞれの段階で成長し、それを楽しめるものなのですね。物事を楽しむには、まずは一歩踏み出す勇気が大切なのかもしれません。

レースが近づくにつれ、準備不足なんじゃないか、完走できないんじゃないか、とネガティブになったこともありましたが、現地に行き砂漠を歩き、新たな友人と出会い新たな世界を知り、また達成感を味わえた事は、本当に素晴らしい経験になりました。

不思議な環境での、面白い出会いが待っています!

行く前は、一度でいいなと思っていましたが、帰国してから既に心はゴビ砂漠に向いています。
装備や高地対策、トレーニングについては後日書きます。

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四方田裕弘
  • 四方田裕弘
  • 1976年生まれ、東京生まれ東京育ちで2人の娘の父です。建物、特に近代建築が好きで、ちょっとした旅行でも近代建築を探し当て、見に行ってしまいます。

    【保有資格】CPM(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/管理業務主任者/相続アドバイザー

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