ハチドリのひとしずく

先日、とっても素敵な本に出会いました。
タイトルは「ハチドリのひとしずく」。

森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊


すごく短いお話ですが、ぐぐっと心をつかんでくるこの絵本。
短い言葉の中に集約された深い深いメッセージに、
私も一度読んだだけで心を奪われました。
2005年に出版され、しずかなブームも巻き起こしたようです。
遅ればせながらここでも紹介させていただきます。
ハチドリのクリキンディのしたこと、それは温暖化や環境汚染が進むこの地球に対して
私たち一人一人に何ができるのかを考えるきっかけを与えてくれます。
一人でやったって何も変わらないと思うのは大きな間違い。
一人でやる人たちがたくさん集まれば、きっと何かを変えることができるはず。
そうやって考えられるようになるだけで、大きな一歩ではないでしょうか。
でも一体何をすればいいのか、何ができるのか分からないという人も多いのでは!?
答えはカンタン、何だっていいんです。ほんの一例を挙げると・・・
   ・ペットボトルを飲んだら
       洗ってラベルとふたをはずしてリサイクルする (→エコの定番、再利用!)
   ・メモを取る時は裏紙を使う 
       (→紙の原料である木材を確保するための森林伐採を減らして、
         二酸化炭素を吸収してくれる森を守る)
   ・地元で採れた野菜などを買う (→輸送にかかる燃料を使わず二酸化炭素も減らせる)   
   ・移動する時は自転車に乗る (→二酸化炭素を出さない究極の移動方法!)
   
   ・過剰な包装は断る  
   ・エコバッグ・マイ箸を使う  
   ・宅急便を受け取る時は時間指定しておく
       (→留守の場合の再配達を避けることで
         再配達してもらう際の燃料を削減できる)
         
などなど、ちょっと考えるだけでもできることはたっくさん。
無理のない程度に自分の生活に自然に取り込めるような、
そんなエコな活動を一人一人が増やしていけるといいですね。
次回からは、簡単にできるエコな活動を少しずつ紹介していきます。
ちょっと余談ですが、この絵本の挿絵を担当したのは
カナダの西海岸に住む先住民族ハイダ族出身のマイケル・ニコル・ヤグラナスという人。
水を一滴ずつ運ぶクリキンディの絵はとても印象的でした。
太古の昔からカナダの森で暮らすハイダ族の言い伝えには、
たくさんの動物や自然の象徴が登場します。
例えば、太陽は力の象徴、月は神秘の力を持つ存在、その他にもクマ、カエル、サーモン、
シャチ、オオカミ、ハチドリ、イーグルなどなどがあり、それぞれが異なる意味を持っています。
(ちなみに、うちの結婚指輪はカナダ在住のハイダ族のアーティストに依頼して、
 家族愛の象徴であるシャチと月を彫り込んで作ってもらいました♪)
その中でも、ハチドリの持つ意味は「幸運のメッセンジャー」。
クリキンディの行いによって気付いた私たちが地球を幸せにする、
そして私たちも幸せになる、そんな幸せの連鎖が生まれることを願ってます。

  • 四方田裕弘
  • 976年生まれ、東京生まれ東京育ちで2人の娘の父です。建物、特に近代建築が好きで、ちょっとした旅行でも近代建築を探し当て、見に行ってしまいます。

    【保有資格】CPM(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/管理業務主任者/相続アドバイザー

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