東京のゆったりライフを支えるヴィンテージマンション。

ガレージ賃貸にも掲載していた代官山コーポラス。

コーポラスシリーズには、分譲会社が2社あるようで、日本信販系列の信販コーポラスと、ニチモプレハブ。信販コーポラスは四谷コーポラスや代々木コーポラス、代官山コーポラス、目黒コーポラス等、昭和38年前後が多いです。
こちらは目黒コーポラス↓↓↓

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ニチモプレハブは、鉄骨系で四角い箱に、バルコニーの四角を穿ったような造りのもの。

こんな感じのです↓↓↓
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昔のマンションは、敷地内に中庭があって、未舗装の土の地面に木が植えられ、季節ごとに目にする景色がに変わっていく心地よさがありますね。

信販コーポラス系の代官山コーポラスの中庭↓↓↓
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古いマンションに抵抗感が強い日本、特に地価の高い東京では、昭和30年代、40年代のマンションは、いずれは淘汰されてしまう運命でしょう。(築年数や地価だけでなく、内装の使い勝手などの理由もあるかもしれません。リノベーション工事もこの年代のマンションは配管など、苦労する事が多いです。)

建替えとなると、セキュリティ重視で敷地いっぱいに囲むように建て、管理しやすいように土はコンクリートに覆われ、敷地内外の境界がアンニュイな、この感じは失われていくんだろうなぁ。

町並みも、猫を膝に抱いて、日向ぼっこしているお婆ちゃん的な雰囲気から、警棒持って眉根を吊りあげている警備員のような雰囲気になっていくのかなと。。。いずれはなくなってしまう建物は、建っているうちに住んで、経験するだけでも価値があるかも!と思ってしまいます。

先日も代官山コーポラスをご案内していて、町並みやらヴィンテージマンションやらライフスタイルについて、ついつい話し込んでしまいました。18で家を追い出され、それからいままでいろいろな家に住みましたが、一番の思い出は、昭和30年築の木賃アパートに住んだこと。6畳と3畳の2間に、風呂なし和式トイレ、1階に共用の玄関と下駄箱があり、木枠の窓からは隙間風が吹く、隙間だらけの家。便利とは対極にいる建物でしたが、あそこに住んだ経験は、今でも活きているような気がします。

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ですので、ガレージ賃貸では、オート○○○の多い現代のマンションではなく、少し手をかけて住みながら快適になっていく、古いけれど、懐かしい雰囲気のあるやんわりしたマンションを紹介し、東京でも、ゆったりライフがあるんだぜというところを見せていけたらと思っております。
読み返すと、なんともざっくりした文章ですが、書いてみました。

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四方田裕弘
  • 四方田裕弘
  • 1976年生まれ、東京生まれ東京育ちで2人の娘の父です。建物、特に近代建築が好きで、ちょっとした旅行でも近代建築を探し当て、見に行ってしまいます。

    【保有資格】CPM(米国不動産経営管理士)/(公認)不動産コンサルティングマスター/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士/管理業務主任者/相続アドバイザー