フランク・ロイド・ライトから大谷石の故郷へ

久しぶりに遠足しました。

当初定めた目的地は、千葉の房総のむらでしたが、なんと遠足予定日が休館日ということで、急遽変更し、以前から行ってみたいと思っていた、日光へ。

本命は、イギリス大使館別荘やイタリア大使館別荘など、粋な大使館別荘が建ちならぶ中禅寺湖畔でしたが、これらも3月までは休館しているようですが、大谷資料館や東照宮、金谷ホテルなど、他の見どころに期待して、行ってまいりました。

大谷資料館は、1979年に公開された大谷石の地下採掘場跡です。
広さ約2万平方メートル、深さは平均30メートルの広大な空間で、第二次大戦中は、地下秘密倉庫や軍需倉庫としても活用されていたそうです。現代では、ミュージシャンのPVや、映画の撮影、結婚式場としても利用されています。

大谷石といえば、塀や敷石に利用され、格調高い雰囲気を醸し出すアイテムとして人気がありますが、古くは縄文時代から利用されていたそうです。

知名度が高まったのは、フランク・ロイド・ライトが帝国ホテルで利用してからの事。外装材としてでなく内装材としても人気が高まったとか。帝国ホテル建設にあたって、大量の大谷石が必要になったため、ライトは大谷地区に採石場を購入しました。今でもホテル山と呼ばれているそうです。

ところで、大谷石は、多孔質で調湿・防臭効果に優れているとか。現代でいうと、エコカラットか。
そういえば、エコカラットの製造元であるLIXILも、帝国ホテル繋がりだな~なんて少々こじつけがましいことを考えながら、大空間に浸りました。
※帝国ホテルのレンガを製造していた「帝国ホテル煉瓦製作所」の技術顧問をしていた、伊奈初之烝・長三郎親子が、ホテル竣工後に従業員を引き取って創業したのが、伊奈製陶株式会社で、INAX、LIXILの始まりです。


機械掘りの跡も美しい。

石の積み方によってのどう強度が変わるかといった検査も、ここで行っていたそうです。

ライトアップされた坑内。PVで利用したくなる演出です。

幻想的な地上との連絡通路。

くり貫かれ傘のようになった石山に生える木々。被さった土の上なのか、石の中なのか、根の張り方が気になりました。

大谷石の産地だけあって、周りには大谷石を使った住宅や蔵が多くみられました。石屋も多かったです。

中にはこんなエントランスの住宅も。

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